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潜入たんちょう会

以前、サッカー観戦時に友達から
双眼鏡を借りてとても良好だったので
ちょっと前に双眼鏡を買いました。
ただ、実際そんな頻繁にスポーツ観戦に
行かないので双眼鏡を使う機会も少なく
あると便利だけれど、微妙に勿体ない
買い物だったかもしれない…

なーんて思って、最近は散歩のお供に
双眼鏡を持ち歩いたりするようになった。
でも、オジサンが住宅街で首に双眼鏡
ぶら下げて歩いていたらそれだけで
御用案件になってしまいそうで…。

何か双眼鏡使える良い案はないか?

そこで、思いついたのが鳥を観る事。

お金は掛からないし、おあつらえ向きに
ウチの近所には川が近い事もあり、鳥が
好きな人が集まっているな~って感じる
場所がいくつかある。やっぱそういう
所に行くと鳥がいる確率も高くって!

まあ、詳しくないから鳥の名前も
分からないけれど、見た鳥の姿を
一生懸命冴えない自分の脳みそに
焼きつけて、家に帰ってから鳥の
図鑑で鳥の名前を確認する行為が
童心に帰れて楽しい。それに鳥を
探して歩き回るから健康的だし◎

ただ、これから散歩の一種でバード
ウォッチングをするにあたって気に
なったのが、何かマナー違反とか
していないかって事。鳥の生態とか
全然分かっていないビギナーだし、
一応ネットで調べて特に悪い事は
してないと思うけれど、今後も
続けていくのならトラブル防止の
意味も込めて知っておきたいなと。

小耳に挟んだ話によると、どうやら
日本野鳥の会という野鳥を愛する人達が
集まる会があり、全国にそういう方が
いて各地域毎に集まって定期的に
『探鳥会』という初心者向けの
バードウォッチングをやってるそう。

という訳で、神奈川の探鳥会に
参加してみる事にした!なかなか
予定が合わず行けなかったけれど、
先日ようやく行く事ができました。
7時半集合で家から近い場所での
開催でも5時半起きです。眠い…

・探鳥会に参加してみて

鳥に詳しいガイドさんが鳥の鳴き声を
聞いて自分には到底見つけられない
茂みの間の鳥の場所を教えてくれたり
するのだろうと思って参加したけれど…

全然そんな事はなかった。

ガイドさんも同じ目を持つ人間で
視力2.0で地平線の先まで見える
アフリカの人ではない。鳴き声が
聞こえて今、頭上の木々の辺りで
〇〇〇(鳥名)がいるね~と教えて
くれてみんなで探すも見つからず…。

こんな事が普通でした。それと僕が
行った場所の調査員(ガイドさん)の
方々は「アオバト」というハト科の
見た目は鳩だけれど、色鮮やかな鳩を
30年以上に渡ってメインで調査を
しているようで、この日もアオバトが
通り過ぎる「アオバトの谷」の藪の
中で30分間姿が現れるのを待った。

が!全然飛んでこなくて(笑)

ガイドさんが「アオバトだ!」と
言って見渡しても「え、どこ?」って
感じで見つからない事が多かったし、
見つかっても遥か上空、遠くの山の
そばを飛んでいて、自分にとっては
高価な2万円の双眼鏡ではアオバト
なのかトビなのかよく解らなかった…。
(あまりにも遠すぎる)

・老若男女の鳥好きたちよ

それと自分は探鳥会って鳥マニアな
オジサンが数人集まって開催される
ものだと思ったけれどこれも違った。

まず、参加人数が多い!集合場所が
神社だったんだけど着いてみると
その人数に驚きました。ガイドさんは
4、5名いて参加者も含めると30人
近くいました!鳥好きな人多いー!

それと男しかいないと思ったけれど、
男女比は半々ぐらいだったかな?
老若男女問わず参加しておりましたよ。

年齢層も想像よりずっと高くて、
おじいちゃんおばあちゃんが多い。
最年少はお父さんと来てた小学生の
女の子だったけれど、30~40代の
参加者は自分一人っぽかったです…。
(一番この年齢層が少ないそう)

ただ、おばあちゃん方がやさしくて
自分がリュックに付けてる小さい
靴下のチャームを褒めてくれたし、
鳥観たいならココに行くと良いわよ
なーんて鳥情報も教えてくれました。

ゆた。は祖母を亡くしててこんな
おばあさん方と交流する機会もないし、
ふいに泣きそうになるのを我慢したよ。
(情緒不安定)

・悪かった点も…

あと意外だったのが、もっと木が
生い茂る森とか山の中でバード
ウォッチングするのかと思ったら
ちょうど住宅地が鳥が巡回するので
観察しやすいようで、住宅地の
十字路に大勢で止まって双眼鏡や
ガイドさんが担いで持ち歩いている
三脚付きの望遠鏡(単眼鏡)を使って
鳥を探す姿は他人からしたら変な
人達の集まりに見えたかもしれない…。

さすがに他の通行者さんやよその家の
敷地内に入らないようみんな気を
つけていたし、探鳥会の周る場所の
中の一部に過ぎないけれど、自分は
落ち漬かなくて好きじゃなかったな。

でも、自然の中じゃなくても鳥は
いるし今回の探鳥会で印象に残った

「カワラヒワ」(頭上の電線に止まり
見上げると陽の光と重なって輝いて
見えて黄金の色の鳥に見えた)や
「イソヒヨドリ」(単眼鏡で見せて
もらってすごくアップで鮮明に鳥の
姿が見えて!とても美しく見えた)は
この住宅地で見かけた鳥でした。

あゝ望遠鏡(単眼鏡)も欲しく
なったじゃないかバカ!(悪い点)

・鳥嫌いの血よ、どこへ?
◆参加者には前回の探鳥会の様子が
書かれた会報が頂けるのが嬉しい◆

自分の周りには口では好きと聞いた事は
ないけれど鳥が好きそうな人が多くて、
カメラ趣味で鳥を撮影する人、なぜか
ウグイスの鳴き声を録音してボクに
メールしてくる人。しかも、後者は
何回かあるのでウグイスの鳴き声が
好きか、それとも僕がウグイスの
鳴き声を聞いた事ないと思ってるか。

そのどちらかだと思うけど、きっと
自分の周りには鳥好きな人が多い。
かくいう自分は子供の頃から鳥の事が
嫌いな母親(※)に育てられたので
鳥の話がタブーで、あんまり鳥が
自分自身好きか考えた事なかった。

湘南は藤沢市の市の鳥がカワセミで
カワセミは好きだな~って感覚は
あったけど、今回改めて探鳥会に
参加してみて自分も鳥好きだなと
認識しました。探鳥会の帰りに
今まで見た事なかったカワセミを
帰り道の川で一瞬見つけたのも
ちょっとロマンチックに感じた。

バードウォッチングってイイな!

ちなみに僕は散歩の一環でやってて
望遠カメラを買うつもりがないので
鳥の写真も無いし、誰得だと思うので
ブログで今後バードウォッチングの
話をするつもりはありません。

ただ、手芸で鳥の作品を作ったりする
事があるかもしれませんが、その時は
生暖かい目で見守って頂けたら幸いです。

「いつか、アオバト(オス)の模様で
セーターを編むんだオレ…」


縦糸渡しができないと到底編めなさそう
と、思うゆた。(酉年)でした。

(※)母は子供の頃、通学路にあった
肉屋の軒先で生きた鶏を捌く姿を
毎日見たそうで、それがトラウマで
大の鳥嫌いになってしまったそう
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