先日、ウチの編み会に参加してる方が
観光でブラジルに行ってる時があって、
なぜか気になってブラジルに毛糸屋が
あるのか調べてみた。ポルトガル語じゃ
無いから全然出てこなかったんだけど、
そこで「タぺサリア」というブラジル
刺繍という物がある事を知りまして。
毛糸を使った刺繍で、前々から刺繍を
やってみたいと思っていた自分は
「これは家に沢山ある余り糸も使えて
刺繍も出来るなんて一石二鳥では?」と
取らぬ狸の皮算用を思い描いてしまった。
思い描いたら行動だけは早い自分、
久しぶりの洋光台へ。友達がこの辺で
働いていて前に美味しいパン屋さんが
あるよと教えてもらって来て以来か?
(その時の記事はこちら)
何で洋光台に来たかというと驚きな事に
神奈川に前述のブラジル刺繍タぺサリアの
材料や講習をやっているお店があるのだ!
しかし、毛糸屋さんも色々とあるし
神奈川って手芸好きには良い地だよね。
洋光台の駅を右に出るとすぐ大きな
住宅(洋光台中央団地)があって、その
下はとても大きな広場になっています。
ここの団地キレイだし、すぐ下に
商店街があるってめっちゃ良いよね。
美味しいお店もあると小耳に挟んだので
今度行ってみようかなと思っています。
さてさて、今回の目的地は大きな広場の
階段を登って2階デッキにあるお店
mercadinho(メルカジーニョ)さんです。
お店はブラジル刺繍に使う物から
アンティークの置物やタイのお守り
リング(指輪)といった物が揃ってたよ。
ベトナムの籠(かご)とかメキシコの
オーナメントもあって、日本だと
見かけない物も多くあり飛行機に
乗らずに異国気分になれる所です。
果たしてタぺサリアに興味ある人が
どれだけ居るのか分からないけれど、
僕の目当てのタぺサリア関連の物は
お店の通販で目をつけてきて、まず
参考書にしようとしてる「ブラジルの
手しごと」という本。それと良いなと
思うデザインのタぺサリアのキットを
買いに来ました。本を読みながら僕が
キットに四苦八苦する様子をブログで
書けたらな~と思いまして。そんな
目論見だったのですが、お店の方に
お話を聞くと本に載っているのは
大まかなタぺサリアのやり方で、本を
読んでも上手くできないとの事でした。
(ガビーン)
ううう…浅はかな目論見でした。
これはタぺサリアの講習がやってる日に
予約して再度訪れないとダメか~と
思ったらなんと!お店の方が講習を
今から受けても良いと仰ってくれたよ!
(※)講習は要予約なのですがゆた。と
いう男は飛び入りという言葉が好きです。
はじめてのタぺサリア
タぺサリアのワークショップ、
ブラジルの刺繍布(日本の物とは
開いてる穴の大きさが違うそう)に
とじ針を使って毛糸を差していく
物で、編み物してる人なら刺繍布
以外は馴染みのある道具が多くて
家にある物を使えそうでしたぜ。
新しく趣味を始めるのに初期投資が
少なさそうで良いなと思ったけれど
ただ、使う毛糸の太さが極太い!
先生の話ではハマナカの「ボニー」
「アメリーエル<極太>」が良いと
仰っていました。(1玉の糸長と重量が
同じぐらいの毛糸が良いそうです)
ホントは他にも良い糸があったそう
なのですが、極太糸なので需要が
少なく廃盤になってしまったとの事。
確かに編み物ジャンキーゆた。も
全く使わない毛糸だと思い当たった…
(ボニーとアメリーエル)
ニッターとして力になれずどこか
申し訳なさを感じつつ、最初に
思った「家にある毛糸を使えて
ラッキー」なんて発想は糸の太さが
違うからダメだって事に気がついた。
もっと極太糸使ってりゃよかったぜ…
講習を終えて家に帰っての写真で
申し訳ないんだけど、1時間30分
作業してこんな進み具合でした。
講習はカードケースを作るって内容で
外枠の茶色と白の枠以外の色の
配置は各自自由でOKだったよ。
僕は刺繍の知識ないからアレだけど、
ずっと"クロスステッチ"で刺していく
形で、上手くできてると↑の写真の
ようにお花の模様に見えるみたい。
クロスステッチ、まだまだ初心者だから
次にどこ刺すんだっけ?と混乱するけど
やってる事は編み物よりずっと簡単。
だから、ブラジルの人達はタぺサリアを
やりながらお喋りするそうで。これは
オンライン編み会に適しているのでは!
(オンライン"編み"会とは)
それと驚きだったのが、講習代4,400円
その中に自分が買おうと思っていた本も
含まれていた事!本が1,720円(税別)で
講習のキット代も考えると破格では?
講師の方のお給料が心配になりました(笑)
ちなみに講師の先生はとても優しい方で
何回も自分が刺す穴どこか分からなく
なって見てもらっても、その都度丁寧に
見て教えてもらえて良いWSでしたよ!
ー講座の内容と参加費ー
いやはや、タぺサリアの世界にいきなり
突っ込んでみたけれど、これは自分に
合っている気がします。前にパラグアイの
レース編み「ニャンドゥティ」も挑戦して
みた事あるけど、あれは合ってなかった。
(針と糸がすごく細くて目が疲れる…)
今回は教えてもらって針を刺していって
最初の模様が出来ただけで面白くって!
思ったのが「メリヤス編み」をずっと
編んでる時に感じる、心の空っぽ感。
無心で手を動かす楽しさがありました!
あゝ、しかしただでさえ編まないと
いけない作品が多いのに、こんな
YouTubeにも動画がないマイナーな
趣味をまた一つ増やしてしまったよ。
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