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雑司ヶ谷~蔵前~両国ヤーンクロール

欲しかった毛糸を先月手に入れられなかったので、今月も「雑司ヶ谷手創り市」へと行って参りました。お目当てはTabitabi Labelさんの「鉄瓶」を4カセ着分ですが、正直最近毛糸で散財しすぎたので、Tabitabiさんが手創り市への出展枠に当選しないという結果もやぶさかではありませんでした。
が、見事に当選。それならば…!と腹をくくって会場となる鬼子母神堂へと向かいます。
天気も良く紅葉も美しくて最高の毛糸散歩日和だぜ
もう3度目の手創り市だけど今までこの巨大なイチョウの木に気がつきませんでした。
どうやら東京都の指定天然記念物らしい。左下にちょこんと見えるのが鳥居なので大きさが伝わるかな?圧巻のイチョウの巨木でしたよ。
雑司ヶ谷鬼子母神堂
七五三のお祝いの時季だからか子供を連れた家族も多く、いつもの手創り市よりも人が多かった印象でした。寒くなってきたからかニットを販売しているお店も今まで見なかったのですが、2~3軒は出展していましたよ!
どこにブース出てるのだろう?と思って探し回ってたら、鬼子母神堂のほぼ裏側に色彩豊かなTabitabi Labelさんの手染めの糸たちがありました!糸の細さはFingering(合太~中細糸)の物が多いですが、DK(並太)のブークレヤーンやキッドシルクとモヘアの糸なんかもあり〼
毛糸は基本2カセまでの在庫でした。ただいくつかは4カセ今回は持って来てくれてて、自分が先月欲していた「鉄瓶」はロット違いも含めると、なんと6カセもありました!!
上の4カセと下の2カセでロットが違うんだけど、上の鉄瓶は赤が出過ぎたそう。結構印象の違いを感じて『手染め糸は一期一会』と話す編み友さんの言葉を思い出しましたね。
鉄瓶(左)の隣にあるのは新色の糸。先月来た時に自分が落ち着いた色の毛糸を探していると話したから作ってくれたのかな?とも思うぐらい良い色でした。
光苔 1カセ3,000円
そんな雑司ヶ谷手創り市の戦利品。鉄瓶はどうした!?って感じですよね(笑)
結局、鉄瓶ともども気になっていた「光苔(ヒカリゴケ)」を買ってしまいました。
前回訪れた際に光苔は染め作業を始めた当初でメモを取ってなくて再現不可ってお話だったんだけど、メモが見つかったみたいで!!ただ、当時使ってた染料が廃盤になってたそうで今回廃盤になった染料に近い色の物を使って作り上げたそうです。

正直鉄瓶とかなり悩みました。それこそ10分ぐらいブースを離れて考え込んだぐらい。どうも自分は派手な色か暗い糸かの2択になると派手な方を選びがちですね?
なんだろう、普段使いしやすい色で自分に合った色を選ぶニッターさんに出会うとしっかり自分の事が見えていて素敵だな~と思うんだけど、自分は「これは!?」って毛糸に出会うと理性がぶっ飛んでしまいます。

だから自分が着てる姿を考えてないんですよね。この糸いいな!で編んじゃう。自分が似合うかどうかを考えずに…(あとは野となれ山となれ精神)

Tabitabi Labelさん、今回のイベント前に通販ページを見たら2カセ販売の物が多くて今月も着分(4カセ)買えないかな~と。最悪2カセ買ってショール編んでもいいやって気で行ったんだけど、無事に着分買えて良かったです!

ただ、着分買っておきながらまだKusyuを編むかは不確かです。
今回はじめて手染め糸を着分購入したけど、結構ギャンブルだな~と思いました。だってさ、お店でもモチーフサイズの物を見せてもらってこんな色合いですって教えてもらったけど、ウェア編むんだったら色の出方もまた変わるもんね。

ちょっとどうなるか自分でも分からずにドキドキします。このワクワクドキドキな感じも手染め糸でウェアを編む楽しみなんだろうか?(つづく)

イランの靴下はいかほどか

続いて行きたい場所があったので雑司ヶ谷から東京メトロに乗って蔵前へ。
イランの手編み靴下展を観にチェコ雑貨店「ハーチェク」に行ってきました。このお店、浅草から移転前の「チェドック」時代にたまたま店の前を歩いてて、気になってお店に入った事があります。たぶんKeitoが浅草橋にあった頃に浅草から歩いて向かった時に見つけたんだったと思う。
移転後初めて訪れたけど、まさかチェコとは関係がないイランの手編みの靴下が気になってまた訪れる日が来るとは夢にも思わなかったよ。
このお店で昔買ったチェコの絵本「クルテク」のウサギのキーチェーンは今でも付けてたり
しかし、このお店以前は大きな道路沿にあったから目を引いたんだけど、移転後は裏路地にひっそりと面しているし、イランの靴下の展示なんてマニアックなやつ興味ある人少ないだろうな~。先週のヤーンクロールの記事で写真あんまり撮れなかったので、今回はここで写真多めに撮れたら撮るつもりだったのですが…

12時オープンと共にお客さんが引っ切り無しに来る!!!

そんなに大きなお店でもないのに店員さん合わせてすぐに15人ぐらい店内に入ってて全然写真撮れませんでした。またしても無念…

移転後初めて行ったので普段の状態が分からないけど、入ったら左にレジ・中央の大きなテーブルと壁沿いの棚の上に色とりどりのイランの人が編んだ手編みの靴下がいっぱい販売してました(常に補充されるのか山盛り状態)!一応店内にはイランの人が4本針で靴下を編んでいる写真がパネルで飾ってあったけど、靴下は全て販売していたので展示会というよりも販売会って言った方が伝わりやすいかも?

イランの手編み靴下展、僕は編み物好きが集まってるイメージだったんですが、ファッションとして買いに着ている若い女性や実用性が気に入って毎年着ているというご夫婦が買いに来ていて、編み物として興味あると来ていたのは自分だけだったっぽいのは残念でした…。

靴下のサイズは多く取り揃えていて22~28cmぐらいまで幅広くあったかな。素材もアクリルからウールまで。羊の原毛で編んだ物は羊が持つオイルが含まれているため、足裏カサカサに乾燥してる人も足裏がすべすべになるそう。
ハーチェクさんでの展示会は終わってしまいましたが、結構色々な場所で開催されるみたいなので気になった人は調べてみて!
靴下 2,420円
イランの手編み靴下展の戦利品。アクリルで出来た一番安い価格帯の物を試しに買ってみました。というか、一度試着した物を買わずに帰るのは小心者の自分には無理だしねぇ…。色はアクリル選んだ癖に落ち着いた物をチョイスしました。

なんか、たい焼きっぽい…?
イランの手編みの靴下、アラン模様のように1つ1つ模様に意味合いがあるようで靴下底面の模様は"羊の胃腸"をイメージしてるとの事で、”健康や長寿の願い”が込められてるそう。
靴下上部の模様は何かの動物だったかな?"目"をイメージした物のようで、"魔除け"の意味が込められてるそう。アラン模様だと漁師の網とか生命の木とかだけど、こっちは腸とか目とかちょっと怖い印象でした。その分効きそうな気がする…!(単純)
履いてみるとこんな感じです。太い毛糸で編んでるからなのか形がそうだからなのか、靴下というよりもルームシューズっぽさを感じました。
ソックヤーンが中細の糸で細いから今まで厚手の靴下ってどうかな?と思ってたけど、自分で編む手編みの靴下よりも足を保護されている感じで、結構好感触です。

今回の展示と同名の「イランの手編みの靴下」って本も最近販売されたみたい(風糸ブックスレーベル取り扱いで一般的な書店では買えません)で、展示会で本を見て自分で編むのも気になったけれど、その前に永遠と編みたいと言いつつ編んでいない厚手の靴下といえばな"猪谷さんの靴下"がまたまた気になった。

そろそろ頃合いなのか…?(大量の毛糸と編みかけに押し潰されながら)

続・東京ヤーンクロール

孤独のグルメで見た気がするおかず横丁
蔵前まで来たのなら、お隣の浅草橋まで行くとちょっと作ってみたい物があってビーズも見たいし、ヤーンクロール参加店もこの辺は多いので先日の続きのスタンプを集めちゃおう!って事でエッホエッホと歩きました。ただ、前回と違って懐が寒くなってきたので財布の紐は固く結んで向かいます。
まずは一番近かった「てつむぎ糸の森」が開催中だった写真企画室ホトリさんへ。
写真企画室なんて言うからどんな所かと思ったんだけど、主に写真を中心にしたイベント・展示会・教室をやってるアトリエギャラリースペースってだけで写真詳しくなくても全然入れました。
お店の入口すぐ横で紡ぎ車の実演がされててガラス戸で外からも目が引きましたね。更に中に進み紡ぎ車の先には壁に様々な種類のカセの毛糸がぶら下がっていて、本当に手紡ぎ糸の森に迷い込んだかのようでした。糸のそばに手紡ぎ糸のオーナーもいなくて自由に見れる感じ。

毛糸の壁を抜けるとテーブルとイスがいっぱい置いてあって、そこで何やら講習会がやってました。
スピニングパーティーとてつむぎ糸の森、同じようなイベントかと思ってたけど全然違いましたね。スピパはスピンドルなどの手紡ぎに使う道具も数多く見れるけど、てつむぎ糸の森は文字どおり手紡ぎ糸がメインで、スピンドルは1種類ぐらいしかなかったし、羊毛もほとんど見かけませんでした。

その分、個性的な手紡ぎ糸の姿が見れて面白かったです。ヤーンクロールのスタンプを押す際に利用するQRコードはレジ横にあったので、ササっと済ませて出てきました。
この糸買った人とかどんなの編むのか気になる
続いてビーズを見に浅草橋駅近くにある「貴和(きわ)製作所」さんへ。だまオフでビーズを入れたリングをマーカーにしてる方がいて自分でも作ってみたい!と寄ってみました。ここは編み友さんに教えてもらったお店だったんだけど、自分知ってましたわ。だって、このビルの3Fが何度も来てる工業糸で有名なITORICOTさんだったので(笑)

ITORICOTさんは3F上がってお店に入る前の壁にQRコードがあったので誘惑されずにスタンプゲットできました。ちょっと中にも入ったけどK-POPが流れる店内と編み物ブームを感じる若い女性の多さに居心地の悪さを感じてそそくさと退散しましたよ…。
浅草橋から両国橋を渡って両国へ
浅草橋~両国エリアにはヤーンクロール参加店が3つあって、最後の「60(ろくまる)」さんを探しに近くまで来たのですが見当たらず。60(ろくまる)がココ丸安毛糸が展開しているブランドだと知っていたので、丸安毛糸に来てみたけどどうもココでは無さそう。
(以前、丸安毛糸さんのセールに行った記事はこちら)

というか、先日参加しただまオフで見知らぬニッターさんから「両国にニットカフェがある」って聞いたけどココの事でした!(ウール倶楽部)
僕は丸安毛糸さんは冬のセールの時の土日にしか来た事がないので知らなかったけど、ココを平日はカフェ営業してるんだな~と知りました。
あ、ありました!丸安毛糸を少し歩いた対面に60(ろくまる)さんを見つけました。
ここも中に入ると人が多くて…。今回ヤーンクロール回ってみてどこのお店もお客さんの数がすごくて驚きでしたね。空いてるからお店の人に声をかけて承諾を取って写真を撮るって場面は本当になかったな~。

さて、60さんは大きなテーブルがバーンって置いてあってその上に60ブランドの毛糸とあとはキットの販売。それと最近発売された「はじめてのTセーター」という本で使われているのが60の糸だからTセーターの展示もありました。本ちょっと読んだけどトップダウンで編んでセーターの両脇の部分が開いた形で、なんだかアジフライみたいに見えました。面白い形で編んでて面白かったです。
ねこだらけ 1,100円

60(ろくまる)さんの戦利品。ネコの編み込み模様のポーチのキット。財布の紐を固く結んで行った筈なのに値段の安さとかわいさに惹かれてつい買っちゃいました…。編み物歴12年生のゆた。ですが、ポーチとか編んだ事なくって。一度編んでみたいと思ってたので渡りに船過ぎましたぜ。
という訳で、今週も毛糸をいっぱい買ってしまいました。
色々な場所を回って気持ちも財布の紐も緩んでしまい、スピニングパーティーやイトマに行った方がまだ抑制できてた気がする今日この頃ですが、たくさん歩けたので良しとしましょう。

昨日NHKで放送されていた「カネオくん」という番組で編み物特集がされてて、ニッターさんへのインタビューで「編み物はお金が掛からない趣味」と話していたのですが、僕はその限りではないのはなぜだろうね…?
東京ヤーンクロールの集めたスタンプの総数は全17コ中7コでした。
AMIMONO SPINさんとWALNUT Tokyoは行けたかもだけど、それでもやっと全体の半分を越えたぐらいで全部回るのは大変ですね~。平日しかやってない所や期間が短いお店もあるし。

でも、最初は毛糸の移動遊園地が見れたらいいな~と思ってたぐらいなので7コも回れて大満足。結構お金を使っちゃうという事が分かったので来年も参加するかは分かりませんが、東京ヤーンクロールとっても楽しいイベントでした!

さあ、どんな景品がもらえるか知らんけど応募するぞ!来月の7日にインスタで抽選会があるみたいです。当たるか楽しみだ…!

マーカー作りはつらいよ

おまけ。貴和製作所で綺麗なビーズを買ってきました。
さっきも話したけど、だまオフに行った時にリングにビーズを入れてマーカーにしてるニッターさんがいて!素敵だったので自分もマネしちゃおう!という算段。
最初は100均で揃えようと思ったんだけど、あんまり良いビーズが無くて…。

それで浅草橋はビーズの問屋街みたいで寄ってみたんです~。
が!買ってきたリングにビーズを入れようと思ったら「ニコイル?」の方は先っちょしか入らないし、ニットピンの方も収まって欲しい一番下の部分に入らなくて愕然としました。

そっか、湾曲してる部分は通らないんだな…と知りました。
あゝ、さすがに「編み物のマーカー作りたいんです」とか言っても店員さんも分からないだろうな~とお店の人に聞かずに作ろうとして見事に失敗しましたね。

なんかリング状じゃなくて真っすぐピーンと針みたいに伸びてる針金みたいのがあったんだけど、あれに通して自分で曲げるのが正解だったのか。
だが、俺は男だぜ?力仕事も手に傷がつくのも気にしねーぜ?という訳でリングをニッパーで真っすぐにしたり、小さいビーズにしてはリングの径が広いなと思ったので、ワイヤーカッターで切って短くしたりしました。

自転車乗ってて良かった~!(どちらも我が家の自転車用工具)
おお!これならいいのではッ!?
これはイケる!と思ったのですが、カットして真っすぐにしたリングに小さいビーズを通して曲げていったら、パキパキッといやーな音がして美しいビーズの破片が僕の涙のように床に落ちました。

ぐぐぐぐぐ、だまオフで会ったお姉さん簡単って言ってた気がしたんだけどォ!?
男のマーカー作りはまだまだ続きそうです
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