前回の小布施記事に続いてまたまたリベンジ旅なんだけど、夏に家族で行った茨城県にある陶芸の町・笠間へと先日1人で行ってきました。
というのも、前回の日帰り旅行は母がテレビで観た作家さんの作品が欲しいというので笠間を訪れたのですが、テレビ効果か欲してた作品が完売だったんですよね…。

笠間へGO! | ~もりうた~
近年は家族の誕生日にプレゼントを渡すのではなく、日帰り旅行をして一緒に過ごすことが増えてきました。これも家族みんな同県に住んでるからならではでしょうか?今回は母がテレビで観た笠間焼の陶器が欲しいというので、家族揃って茨城県へと日帰り旅行に行ってきましたよ。 まず訪れたのが 『道の...
(夏に笠間へ行った際の記事はこちら)
残念な事にオンラインでの販売なども無いので、現地に行って手に入れる機会を淡々と狙っておりました。前回訪れた作家さんが卸している笠間の器を多く扱うお店『きらら館』への入荷の報せも耳に入っていたのですが、そんなに数も多くないだろうし、また行って売り切れだったら困るので今日という日を待っていました。
というのもこの日(11月2日)は笠間で「笠間焼 秋市」が開催されるそうで!
大きなイベントなら売り上げも多く見込めそうだし、作品も多く持ってきてくれるのではなかろうか?と。そんな淡い期待を持って神奈川から笠間まで電車を乗り継いで片道3~4時間掛けて向かいました。
最初に断っておくと、移動時間に1日の3分の1ぐらいの時間を掛けてる日帰り旅で全然ゆっくりもせず笠間の魅力をお伝えするものではありません。いつもより限りなく備忘録です。
笠間駅に到着。駅看板に笠間の名産品が載っててかわいい。
陶芸(笠間焼)と栗と笠間稲荷神社かな?駅を降りてすぐ「笠間菊まつり」と色々な所で目にしたけど、どうやら菊まつりの会場はその笠間稲荷神社だったよう。今回も神社にはいかなかったので、また笠間に来る機会があれば行ってみませう。
そうそう、笠間のイベントで母の希望の品が無ければ、作家さんの工房がある常陸太田市まで走ろうと思ってブログで自転車を持って行くだなんて言ってたけど、よく考えたらイベントに参加してるんだから工房に人は居ないという事に気がついたので自転車は置いてきましたよ!(我ながら賢すぎる)
駅から見える景色はこんな感じ。
辺りが自然豊かでちょっと寂しい雰囲気でした。電車の中から見えたんだけど、前に車で来た時に真っ先に寄って色々な物が買えて良かった『道の駅かさま』は笠間駅からだと大分距離(3.6km)があって驚きましたぜ。
笠間駅前の様子。うーん、ロータリーはあるけど何もないな…!?
駅出て右側に観光案内所があって、観光客と見られる乗降客はみんなそっちに集まってたので自分ものぞいて秋市のチラシを頂きました。
観光案内所でレンタサイクルを借りようとしてる人が多かったけど、自分は徒歩で向かいます。という訳で、秋市の会場となる「笠間芸術の森公園」へレッツゴー!
こういう時、だいたい前の人に着いて行けばたどり着くだろう?って考えを毎回しちゃうんだけど、これって「何とかなるだろう」と楽観的な末っ子脳からくるものなんですかね?
(ゆた。は末っ子)
あ、ほら!!目的地の案内看板出てきた!
案内マップなども道なりに配置されてるので安心でした
駅前のやきもの通りを出て「八軒町」の交差点を右に折れて国道355号線へ出たつもりだったけど、どうやらこの辺もやきもの通りらしい。
歩道の壁面に笠間へようこそ!と地元の学生が作った焼き物のタイルが飾ってあって、確かにやきもの通りでした。
前回笠間に来た時にギャラリー通りで陶芸のお店はいっぱい回ったと思ってたんだけど、やきもの通りにも多くの窯元がありましたね。朝早すぎてやってなかったけど
やきもの通りを進んで行き『芸術の森公園入口』のT字路に来ると何だか夏に見た景色が見えてきました。
左手に森の石窯パン屋さん、右手に重たい笠間焼を限りなく薄く、軽くというテーマで作られた"ヘルッカセラミカ"がウリの『向山釜』さんが見えました。
なんと!夏でだいたい見て回ったと思ったギャラリー通りに目的地の公園がありました…
笠間芸術の森公園に到着!
公園内のマップを見たらものすごく広い敷地!!
どうやら夏に訪れた『工芸の丘』は芸術の森公園の敷地内だったんですね。来る前は会場どこにあるんだろう?と思ったけど、夏に自分(敷地内に)来てたんだな…
階段を登って丘の上を目指して行くと…
お、何やらイベントやってそうな雰囲気が出てきました…!!
公園の頂上が近づいてくると美味しそうな香りが…キッチンカーがいっぱい並んでて時間は10時とかなのにすごい人が並んでいました!なるほど、みんな車で来ててここで朝ご飯にするのか。早朝4時に起きて朝ご飯を食べて始発で来た自分には目から鱗だよ
イベント会場は他にも100を越えるテントが張ってあって、色々な陶芸品が並んでいました。さて早速イベント会場にも着いたので目的のねもと公房さんのブース番号が27番だったのでダッシュで向かいました。
しかし、着いてみると何かがおかしい?出展者さんの名前が違うし、置いてある陶芸品もどうもテイストが違う。そもそも母が欲しがってた物もないし…
もしかして、自分来る日を間違えた…??と時間・お金・体力を掛けてここまで来たのにどうしようと変な汗が出てきました。
落ちつけ…落ち着け…と置いてあった出展者一覧が載っている冊子をよーく見てみてある事に気がつきました。
自分が来たのは「秋市」ですが公園の階段を上がってきた時に目にしたのは「陶と暮らし。」
そう、自分目的とは別のイベント会場に紛れていました…(ズコー)
公園頂上にある「陶とうつわ。」の会場から歩いて公園の東へ向かうと下の方にテントがいっぱい見えました。あれかー!!
こちらが「笠間焼 秋市」の会場でした。いや、どっちもパッと見変わらないんだけどね…
ブース番号27番に行くとお目当ての"ねもと公房"も無事発見できたし、母が欲しがっていた物も無事に買えました。よかったよかった!
まさか同日に同じようなイベントが2つ開催されてたなんてね…
お店の人と話したら神奈川から来たと言ったら驚いて喜んでもらえたし、2つのイベントの違いも教えてもらえました。どうやら「陶とうつわ。」は13年続いてるイベントで、「秋市」の方は去年から始まってまだ2回目との事でした。イベントの違いは「秋市」の方が使えるスペースが広いようで、確かに「陶とうつわ。」よりも商品を見て回りやすかったかも。割れ物だから見て回るのもぶつからないかヒヤヒヤするんだよね。
ザッとしか見てないけど個人的に「秋市」の方が好きでした。
これは!と思ったイカすお皿があったんだけど、目の前に居たおばちゃんがラス1を持って行かれちゃったのは残念だったけど…
笠間の駅から芸術の森公園まではだいたい片道2km程だけど、公園に入ってからイベント広場までも歩くから駅から往復で5kmは歩いたかな。結構公園内は勾配があるので秋市を見て帰ろうとする際の登り坂で自分の前を歩くおばちゃん達は「いい運動になるね」と言ってました。
なので、体力に自信がない人はあまり徒歩で駅から来るのオススメできないかも…
車で来るか駅からレンタサイクルorタクシーを使うのをオススメします。
帰りしな、夏に寄ってお気に入りのお店になった「きらら館」さんにも立ち寄りました。
ここは笠間付近に住む作家さんの陶芸品がいっぱい並んでるんだけど、広くて明るい店内でゆっくり見れてオススメです。
ただ、夏に来た時は売り切れだった今回のお目当てのねもと公房さんの作品が普通に売ってて、わざわざ公園まで行かず余計に歩かなくてもここで買えたじゃん!と笑っちゃったけどね。500円割増価格だったけども。
さて、足早に笠間駅へと戻ってきました。ちょうど昼時だったのでどこかでご飯を食べようと思ったけれど、駅から公園までの道中で見つけたお店が石窯のパン屋さんぐらいで。そのパン屋さんもすごい列ができてたのでスルーしました。正直、イベント会場のキッチンカーは混んでたのでパン屋さんは空いてると思ったんだけど、イベント会場で食べるのが正解でしたね…
もう急いで移動しようと改札に入って電車の時刻を確認したら30分待ち。あゝ、駅前に見えたご飯じゃないけどケーキ屋さんでモンブランでも食べればよかったな…。
しかし、この日は自転車を置いて編みかけを持って行って正解だった。移動時間が長いし、茨城に入ってからは電車の待ち時間も長いからとっても捗りましたよ。
余談だけど、帰りにねんがんの新宿オカダヤに寄ってみました。というか、ここ寄るために笠間を足早に後にしたぐらい。
毛糸の数も増えてたし、白を基調とした作りはスタイリッシュで都会的になりましたね!ただ個人的には前の店舗の方が木製の棚の温かみを感じて好きだったな~。
ビルの上層階にあって下層にはキディランドやちいかわパークなどあって若い人が多いからか毛糸売り場も若い人が多くて、町田のオカダヤがホームの自分は異世界のオカダヤに来たのかと驚くほど客層が違った。
原宿に最近毛糸屋さんが出来たみたいで気になってるんだけど、ちょっとオジサンが入るのは忍びない感じで。新宿オカダヤも同じような場所に感じて落ち着きませんでした。とほほ…
編み物って女性が主体の趣味で、毛糸屋に男が行くと数も少ないから浮いた感じがします。自分は目立ちたくないし、今まで行った毛糸を取り扱ってるお店も同世代や歳上の女性ばかりだったからオジサンが入っても気にならなかったけど、若い女性が集まるお店にオジサンが入る気まずさを感じてしまいました。
毛糸屋さん、藤沢ルピナスが潰れて町田のオカダヤまで足を運ぶようになったけど、町田のオカダヤが潰れたら自分はどこの毛糸屋に行けば良いんだろうな~
今回の戦利品
ねもと公房さんのネコの茶香炉(母へのプレゼントなのに開けちゃうやつ)と茶碗が欲しくて探してたらちょうど良さゲなのを見つけたので自分用に購入。益子淳一さんの物できらら館で買いました。お値段1,760円
以前陶芸を嗜んでた時に自分で作ったお茶碗との比較。先生にまだまだ茶碗のフチが厚いから薄くしろって言われたんだけど、武骨で男らしくてこれはこれで良い!とか思ってこの厚さにしたんだよね。別にお茶碗にご飯を入れて10kgありますって訳ではないから全然使えるんだけど、プロと比べると全然違うな。よく見ると自分の茶碗ゆがんでるし(笑)
しかし、笠間の駅の周り何もなさすぎて驚いちゃった。車だと道の駅かさまや工芸の丘に行きやすいから良いけど、徒歩だと駅から距離があり過ぎる&坂の上で結構大変。駅降りてすぐレンタサイクルを借りる観光客が居たのも納得でした。
また笠間に行く機会があったら次は笠間の美味しいご飯屋さんを見つけるぞー!
































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