Murmur
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ラオスの暮らしの手仕事展へ

以前から気にはなっていた鎌倉は小坪にある『Bahar(バハール)』さん。
ニットデザイナーの風工房さんのワークショップを毎年行っていて、編み物好きな自分は「あの風工房さんが小坪に来るってマジか…」と憧れの先生がわりかし近い所に来る事に驚いていました。

ただBaharさんは個人の自宅を開放してイベントを行っていて、個人宅なので詳しい会場の場所は内緒で未公開なんです。住所を知るためにワンクッションあって、メールで尋ねるかSTORESにて案内中のアクセス地図を手に入れるかどうか。

このワンクッションが自分には面倒臭かったのと、風工房さんは以前先生がデザインしたガンジーセーターをアレンジという名の改変してガボンセーターを編んでしまって、大変申し訳ない気持ちもあり…近いのになかなか足を伸ばす事ができませんでした。

が、今回新しい展示会の『ラオスの手仕事展』で販売されるポーチが個人的に良さゲだったので、重い腰を持ち上げSTORES経由で手に入れたアクセス地図を胸にBaharさんへと行ってきましたぜ!
(名前と電話番号入れるぐらいで入手難易度高くなかったよ?過去の自分よ…)
鎌倉からバスで行くと近いようなのですが、鎌倉から歩いて向かいました。
というのも、以前から材木座にある光明寺の先はどうなってるのか気になっていて!

材木座って鎌倉の外れにあるイメージで海沿いを走るとトンネルをくぐって逗子葉山方面に行けるけど、山があって海沿いのトンネルまで出ないと抜けれないような?という想像があり〼。

(以下、本当に誰も得しないローカル話でスミマセンがお付き合いください)
ああ、やっぱり海沿いの道へも出れるんだね~と思いながら光明寺の前の道を進んでいくと…
あ!材木座の端っこの海にも出れたんだ!!
しかも国指定の史跡じゃん!知らなかった…
(国指定史跡 和賀江嶋からの景色)
由比ヶ浜の海岸から見る海よりもずっと綺麗で、ちょっとしか由比ヶ浜の海岸から離れていないのに何だか不思議な感じでした。これは良いviewスポットを見つけたかもしれない。ゲへへ
和賀江嶋を見て更に奥へと進むと…
なんと!心霊スポットで有名な小坪トンネル以外にもまだトンネルがあったのか!!(小坪海岸トンネル)
これは良い発見だと思った。僕の友達は心霊が苦手なようで小坪トンネルを通りたがらないんですよね。なので友達と一緒に自転車で走る際、鎌倉から逗子を通る時は迂回してハイランドを走ってるんだけど、あそこは登り坂がキツすぎてできる事なら避けたいと思っていたとこ。
って、こっちの方が小坪トンネルよりも怖くね…!?

左車線は歩道が無いし、小坪よりも薄暗くて雰囲気があるよ?ねぇ!?
怖いトンネルの先は…
逗子マリーナじゃねーか!!

なるほど。以前友人が材木座でウィンドサーフィンをしこたまやってた時に、逗子マリーナに住む家族に毎回会いに行ってるって話をしてたんだけど、僕は小坪トンネルの方からしか小坪には入れないと思ってたので、小坪の奥にある逗子マリーナに来るのってすげー大変だな。家族のために頑張ってるな~と感銘を受けてたんだけれど、材木座から逗子マリーナってめちゃめちゃ近いんじゃん!小坪海岸トンネルくぐったらすぐだよ!?

ああ、過去のゆた。って本当バカ…(笑)
自分のバカさ加減を再確認してたら、小坪にある会場に無事に到着できました。
鎌倉から歩いて来て、正直材木座経由で来たのは遠回りだった気しかしないけど、結構飲食店はちらほらあったのでご飯には困らないかなと思います。

ラオスの暮らしの手仕事展

Baharさんのお宅に着くとドアにご自由にお入り下さいの文字があったので、呼び鈴を鳴らすか迷ったけどドアを開けてみましたがカギが掛かってました。ご自由に入れないじゃん!(笑)と思いつつも、呼び鈴を鳴らすとBaharさんがすぐ出てきて入れてくれましたよ。
ラオス・モン族の刺繍ポーチと手紡ぎコットンのタオル
ラオスの村で作られる竹の製品色々
ここより展示の様子
Baharさん、とても素敵なおウチだと話には聞いてたけれど清潔感があってとても素敵な所でした。
勿論おウチもなんだけど、なかなか海外の人がハンドメイドで作った物を実際に目で見て触って手に取れるって展示を開催してくれる事が素晴らしい事だなと思ったし、近所にこんな所があるなんて自分は恵まれてるなと…。

あと、Baharさんって毛糸だまの連載の編集をされてるんですね!世界手芸紀行という企画でもう10年以上担当しているとの事だったんだけど、自分全く知らなかったよ…。
最近だまオフのおかげで毛糸だまスキーになってきてるんだけど、いかに編み図と作品の写真とイベントの情報ぐらいしか見てないんだな~と痛感しましたよ。

これからは高いとか文句言わずに毛糸だまが出る事を喜びとして読みたいと思います。

今回の戦利品

本当はラオスのモン族が作ったかわいい刺繍のポーチや、タイのセメントバッグを加工して作ったポーチや、これまた同じくタイのお米の袋をアップサイクルして作ったトートバッグを買いに行った筈が全然違う物を買って帰ってきちゃいましたよ…。

葛(くず)という植物の繊維で編んだショルダーバッグとコットン製の手織りの小さめのタオルを購入。葛のバッグは見た目弱そうなんだけど、ラオスでは漁網にも使われるほど丈夫だそうで、とても軽くて気に入りました。コットンのタオルも種を植えて綿を収穫して糸を紡いで手織りしてるとか聞いたらどんだけ手間かかってるんだと感じたし、しかも染めもその村で取れた植物で染めてるとかさ。

なまじ編み物やスピンドルもだし、織り物もかじってるから苦労が目に浮かんで買っちゃいました。勿論どちらも物が素晴らしく良いと思ったってのもあるけども。

あと、それだけの労力が掛かっているのにラオス製の物はまだ高騰してないらしく、ショルダーバッグは6,600円でタオルは1,870円と色々お話を耳にしたら高いとは思えなかったぜ。いや、当初はポーチ買うだけだったので大分想定外の買い物でしたけどね。

とても良いお話が聞けたし素敵な手仕事品が買えて大満足だったよ
ちなみにBaharさんのおウチの前にあったこれが葛らしい。
この植物があのバッグになるとか全然想像もできないわ…。あ、そういえば葛のバッグ、洗濯も可能だそうです!

Thank You 葛!
場所によっては"男性は女性の方と一緒に来てください"なんてお店もあるので、自宅がお店(会場)な所に男一人で行く怖さはありましたが、Baharさんはとても温かく迎えてくれたし、色々な世界の手芸のお話も聞けてとても有意義な時間でした。

きっと同じ商品でも手作りだから少しずつ異なって見えると思うし、一期一会を楽しめて素晴らしい展示でした。毎年こういう展示会はされてるらしいので、世界の手芸に興味ある方は小坪まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
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