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酔いしれるヴァルハラの世界

2024/07/19
こんばんは。先日配信されたSwitchの
ダウンロードゲー「VA-11 Hall-A」
(ヴァルハラ)を遊んだので感想をば。

ヴァルハラは207X年の未来都市
グリッチシティを舞台に、場末の
バーで働くジルの視点で描かれる
サイバーパンクアドベンチャー。
主人公のジル。ヴァルハラのバーテンダー

舞台となるグリッチシティは大企業と
腐った政府が牛耳る街で、人々の
体にはナノマシンが組み込まれ
常に政府から監視された生活を
余儀なくされています。が、それでも
犯罪が耐えないぐらいひどい状況。

そんな街で過ごす人々の心のオアシスと
なってるのがVA-11 HALL-A(ヴァルハラ)
バーのバーテンダーなので客にお酒を
出すのが仕事だけど、来る客はホント
個性豊かな客ばかり。いやなオジサン、
おっぱいハッカー、殺し屋、セックス
ワーカーのロボットなどなど様々。
そんな彼、彼女たちと世間話をしたり
仕事の愚痴を聞いたり、中には重い
内容の話を聞かされたり、客との会話が
面白く気分はいつの間にかバーテンに。

扉、ギィー…(カランコロン)

ゆた。「いらっしゃい」
脳みそ「こんばんは」

「ヒィー!!!!」

なんて事も(笑)
難しいんじゃ?と心配したカクテル作りも
マニュアルがいつでも見れるので簡単。
リアルで毎回アンチョコ見ながらカクテル
作ってたら雰囲気ないけど、このゲームは
エンディングまで確認できるので安心。
作るのは簡単だけど物語はジルが作る
お酒次第で様相が変わります。客の
要望に答えられない事が続くと
ゲームオーバーになることも…
毎日店内でかける音楽を自分で選ぶのも
仕事の1つ。全50曲以上と種類が多いので
絶対お気に入りの曲が見つかるはず。
(僕はDigital Driveが好き)

■ディープなヴァルハラの世界■

面白いのが惹かれる舞台設定なのに
あくまでもジルの目線で進むこと。
店の外で銃声のようなものが聞こえたり
しても物語はバーの中だけで進みます。
(外で何が起こってるんだよ…)
バーと家の往復の毎日でバーで客と
話した話題か家でのインターネットで
得た情報しか入ってこない。もっと、
すごい事が起きてそうな世界なのに
見えるのはちょっとだけ。

この少しに東京は水没して壊滅とか
あってまた面白いんだけど。情報が
少なくて世界観を想像させられる作りが
もどかしいんだけど逆に没頭できました。

■ベネズエラ発→日本着■

このゲーム、ベネズエラの人が開発
したものなんだけどローカライズも
バッチリだし、彼らは日本の文化が
好きなようで遊んでてベネズエラの
人が作ったとは思えないほどでした。

ホント日本人が作ったのかと思ったわ
あるアイテムを買うとゲーム内アニメが
元ネタの魔女っ子シューティングゲームが
遊べたりねー。いやはや同人ゲーっぽい。

ちなみに内容はチープなんだけど難易度は
ディープで自分はクリアできませんでした…
(興味ある人はどうぞ)

■VA-11 HALL-Aはどうだった?■

青春ものでもないし、恋愛要素もなく
人を選ぶお話かもしれないけれど、
独特の世界観はまるでお酒を呑んでるかの
ような、何だか酔いしれる体験だった。
「人生の90%は受け止め方しだい」

ちょいちょい下ネタが出てくる物語
だったけど、たまにハッと思わされる
セリフが出てくるところも良かったね。

ああ、ダウンロード版じゃなくサントラや
資料集のつくパッケージ版を買っとけば
よかったと思うほどでした。良ゲー。
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