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ハヤトウリはいかほどか?

時刻は21時を過ぎており辺りは真っ暗な
先日の帰り道。徒歩で家まで向かってると
小柄な女性が前を歩いていた。僕は夜な
夜なオジサンが後ろから着いて行く形に
なるのは怖いだろうと、歩くスピードを
早めたのだがちょうど体が並んだ辺りで
一日の疲れがドッときて抜き切るはずが
横並びで歩くような形になってしまった。

まあ、それなら小柄な女性は歩くスピードを
落とすだろうと思ったのだが、女性は歩く
スピードを速くもせず落としもせずで、
時間にしたら1分とかなんだろうけれど
見ず知らずの男女が横並びで歩く変な
時間を過ごした。このわずかな時間でも
僕は「着けてきてますよね?」と声を
掛けられ通報されないかドキドキです。

でも、そんな緊張感の続く帰路もタイミング
良く抜け出すキッカケがあった。それが
住宅街にある変わった販売所で住居の壁に
ある人が1人入れるぐらいのくぼみにパイプ
椅子を置いて、その上に一種類だけ野菜を
販売している。とにかく売ってる野菜が
珍しい品種の物が多くて、いつもどんな
野菜が置いてあるのかが楽しみで、僕は
ここの前を通るのが密かな楽しみなのだ。

そんな無人の野菜販売所が目の前の距離に
歩いてきたので僕はここで歩みを止めた。
これなら自然な感じだろうと並行して
歩く女性の不信感を追い払えただろうと
安堵したのだが、なぜか女性も足を止め
野菜じゃなく僕の方をマジマジと見始めた。

僕の足太く見えますけど大根じゃないよ?
販売してないよ!?と冗談の一つでも
言えたら良かったんだけど、どうも嫌な
空気が流れた時に僕はハッと気がついた。

ゆた。「もしかして、この家の方ですか?」

そう、小柄な女性は僕の最近のお気に入りの
野菜販売所の家の方で、野菜もこの女性が
作り上げたものでした!僕は興奮して先日
ここで買って食べたバターナッツカボチャが
美味しかった事を伝えようとしたけれど、
伝えられず…(人見知り&奥手&コミュ障)

ああ、ここにバターナッツカボチャ売ってた
よね~みたいな透かした態度になっちゃう。
結局、女性は野菜の事や調理法などを色々
話してくれたのに急な会話に驚いてしまって
僕はここの野菜が好きな事、これからも
無人販売所を続けて欲しいとまるで言えず。

お気に入りのスポットの方と会話できて
嬉しいアクシデントだったけれど自分の
アドリブ力の無さを改めて実感しましたよ。
会話するなら前もって伝えておいて欲しい…
(自分から話しかけておいて)

さて、前置きが長くなったけれど今回も
見た事ない野菜をゲットしてきましたぜ!

『ハヤトウリ』という野菜です

件の野菜販売所で1個100円で購入。
鎌倉のレンバイとか昔は行ってたので
わりかし野菜は詳しい方だと思って
いたけれど、これは初めて見ました。

ハヤトウリ、どうやって食べるのか
分からなかったけど販売所の女性に
よるとサラダ・きんぴら・豚肉炒め
スープや煮物にしても良いそうだ。


今回はファーストコンタクトだし
一番オススメらしい「浅漬け」に
してみる事にしましたよ。まず、
上から1cmのところを包丁で切り…


表面をグルグルとまな板などに
こすりつけると白い泡のような物が
出てきます。これがアクのようで
出てきたアクを水で洗い流してから
使うのが良いそう。手が荒れるから
手袋して皮むきした方が良いそうだが
自分は気にせず皮を剝いちゃいました。


半分に切ると種があるのでこれも
取り除いておきました。小さいので
簡単に取り除くことができます。


適当にイチョウ切りにして袋の中へ。
塩を小さじ1ふって揉み込んで塩を
馴染ませました。ちなみに詳しく
浅漬けの作り方を聞けた訳じゃない
ので、これで美味しいのかは不明…


という訳で、すげー簡単だけど
ハヤトウリの浅漬けの完成。浅漬け
って全然作らないから「朝の内に
作っておかないと…」と浅漬けを
朝漬けと勘違いしていましたよ。


販売所の女性が「塩とポン酢で~」と
話していたので、ポン酢をかけて
頂きました。塩の量は適当だったけど
もうちょっと増やしても良かったかも?

でも、ハヤトウリ初めて食べたけど
クセのない味なのにクセになる食感
(ポリポリ感)でとても美味しかった!
箸休めにとてもよいよい。

最近はその内ブログにも書きたいと
思っている程、魚料理にも嵌まってて
丸の魚を捌いたりしてて、魚料理の
奥深さに酔ってるのですが、野菜も
まだまだ知らない野菜がいっぱい
あって楽しいな~。今度また販売所の
女性に会う事があったら「この間の
ハヤトウリ美味しかったです」と
伝えようと思うゆた。でした。
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