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『ジャックジャンヌ』クリア感想

2024/07/19
アドベンチャーゲームの秋がきたのか
先日のNGに続き、SwitchのADVゲーム
『ジャックジャンヌ』をクリアしたので
最初の感想を残したいと思います。

(自分がクリアしたのはメインルートで、
ルートも色々あるようなので、それが
終わったらまた感想を述べたいと思う)
このゲーム、キャラクターデザインの
石田スイ氏の描く淡くどこか儚く美しい
そんなイラストに惹かれて、発売前から
楽しみにしてたタイトルでした。が!
そう感じたユーザーは多かったのか、
3月の発売日にゲーム屋を回るも品切れで
全く手に入れる事が叶いませんでした。

(限定版が欲しかったんだけど、それは
おろか通常版すらどこも品切れだった…)
しかし、メーカーであるブロッコリーの
配慮で限定版の再生産がされ、見事に
6月と遅れる形だけど無事にゲット!
(ブロッコリー愛してる)

どんなゲーム?

©Sui Ishida/BROCCOLI

ジャンルとしては女性が主人公で
出てくる男性陣と恋愛をするので、
「乙女ゲー」になるだろうか?

©Sui Ishida/BROCCOLI

男性だけで構成された劇団『玉坂座』
その劇団が有するユニヴェール歌劇
学校に女性である主人公"立花希佐"
(名前変更可)が入学し、男として
振る舞いつつ、一年生の最終公演で
主役になる事を目指すゲーム。

©Sui Ishida/BROCCOLI

主人公希佐(きさ)には立花継希(つき)
という兄がいてユニヴェール歌劇学校の
卒業生。天才と云われた兄に憧れ
夢だったユニヴェールに入学します。

©Sui Ishida/BROCCOLI

いやいや、男子校で女が男のフリを
するなんて無理だろう…と思いきや、
女役をする生徒なんかはもう見た目
女性にしか見えなかったりします。

(※)男です
©Sui Ishida/BROCCOLI

自分が女だとバレたら退学なので
ハラハラドキドキしながら学園生活を
続ける事になる緊張感がありましたね。

声優さんの凄さに脱帽

©Sui Ishida/BROCCOLI

自分はADVゲームで主人公に声が
付いてると感情移入がし難くなるので
設定で消すんだけれど、このゲームは
主人公・立花希佐の声がイラストの
イメージどおりで!最後まで声有りで
遊びました。声優・寺崎裕香さんの
演技が素晴らしくて、希佐は男役も
女役も演じるんだけど、そのどちらも
声で演技してて、もう熱演というか
怪演というか、とにかくすごかった…!
声の抑揚とか息継ぎ、演技全般は勿論
なんだけれど、歌もすっごく上手で!!

映画ダイハードのマクレーン刑事の
声は野沢那智さんしかありえないと
シリーズを見て思ったけれど、わずか
ジャックジャンヌ一作目で思わせるって
もう立花希佐(寺崎裕香)最高…(感服)

ゲームシステムについて

©Sui Ishida/BROCCOLI

システムを簡単に説明すると、学園で
日々レッスンを受け歌唱力や魅力などの
パラメーターを上げ、週末は同級生や
先輩たち仲間と過ごして絆を深め、
舞台の公演を目指すという感じ。

パラメーター上げの日々のレッスンは
正直単調で面白みがないし、週末に
他キャラに会ってもパートボイスで
声がなくて味気ないなんて事もある。

ただ、そんな些細な不満がどうでも
良くなるぐらい、一人一人の舞台
公演を目指す熱がすごいッ!
©Sui Ishida/BROCCOLI

主人公が女性で男の花園の中に一人
入るわけで、否が応にも恋愛物を
想像しちゃうけど、実際はそんな事
なくて。とにかく出てくるキャラは
真っすぐに舞台公演を目指してる。

才能だらけの学園に居て自信を
無くし卑屈になってしまったり、
時には仲間同士でケンカして
ぶつかり合いながらもクラス優勝を
みんなで目指す姿は泣けました…
©Sui Ishida/BROCCOLI

公演パートはリズムアクションに
なってて、流れてくるノート(音符)の
後ろで演出が流れるんだけれど、
キャラクター達がその公演の役の
衣装で踊ります。正直、舞踏の様子を
ゆっくり見たかったけど、ノートは
流れてくるわ、リズムアクションは
しなきゃダメだわと忙しかった。

まあ、ミスると一年最後の公演の
主役に選ばれないんじゃ…という
緊張感を持てて、プレイヤー自身も
舞台の上に立っているようだった。
©Sui Ishida/BROCCOLI

公演の内容はゲームオリジナルの
演目になっていて、それを見るのも
面白かったです。最初の合わせの
練習から本番まで鍛錬を重ねて
次第に演技が上手くなっていく、
そんな様子を見るのも乙でしたね。

これに関していうと本当に
今作の声優陣は素晴らしいの
一言だと思う。マジで。
©Sui Ishida/BROCCOLI

乙女ゲーだからと遊ばないのは実に
勿体ないタイトル。想像以上に硬派な
ゲームだったし、男の自分が遊んでも
十二分に楽しめました!まあ、自分は
『薄桜鬼』とかも好きなのでわりと
乙女ゲーに抵抗ない人だけども。

ちなみに現状のプレイ時間は
20時間~25時間の間と云った所。
(Switchのプレイ履歴調べ)

冒頭でも述べたけど、まだ一つの
絆の深いEDを見ただけなので、
各キャラルートを読み終わったら
今度はキャラの魅力を紹介したいね。
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