国指定の難病とされている病気で、
自分はその中でも悪い状態の全部の
大腸が炎症している"全大腸型"らしい。
らしいと他人事のように感じるのは
この病気と診断されてから酷い目に
特にあっていないから。去年、原因
不明の高熱が出て病院で色々検査を
受けていなかったら、気がつかずに
自分は"痔"だと思っていただろう。
(尻を拭く際に血がつくことがあった)
その血も最近はめっきり無くなって
正直自分が国指定の難病と言われても
全くピンときません。それぐらい元気。
(でも、この病気になると大腸がんに
なるリスクが高まるようで、年に
一度内視鏡検査を受けるのがベター)
気の重い検査
一度体験した筈の内視鏡検査が今回も
嫌すぎる。あの吐きそうな味のする
下剤2リットルを2時間もかけて飲む
という行為は相変わらず嫌だし、前は
病気の影響の熱でろくに食べてない
状態だったから、検査前の節制も
まるでしていない状態だったしね。
今回は普通にご飯を食べてる状態で、
だから検査前の3日前からこういうのは
食べちゃ駄目ですとか、前日の朝は
トースト一枚で昼は薬味すらかけちゃ
駄目なかけうどん。夜はお粥とお豆腐
と云った質素すぎる食事が堪えた。
(病院のオススメご飯メニュー)
わりと自分は食べなくても大丈夫な方
だと思ったけど、肉も魚もない食事は
味気ないし、この日ばかりはテレビの
人気の料理屋特集が恨めしく感じた。
検査当日
検査の日は朝6時ぐらいに起きて、まず
熱を測る。コロナ対策で熱が37度以上
あったら病院に中止の連絡を入れないと
ダメなようだ。わりと平熱が37度って
人もいると思うけどどうなんだろう…
一年ぶりですね。お久しぶりです。
これが自分の嫌いな下剤(ニフレック)
こいつを7時から飲み始めて2時間
以内に飲み干さないといけない…。
しかし、嫌だな~と心で思っていると
より下剤が不味く感じそうなので、
実は一年で少しは飲めるような味に
なったんじゃないか…?と、よく
分からない期待が自分の中で生まれた。
(淡い期待しつつゴクリ…)
ま、マズくない…!?
前回吐きそうな味だったのに今回は
普通に味のついた水といった感じ。
きっと下剤を飲む前に飲んだ
吐き気などを抑える効果の薬が
今回は正常に機能したのかも。
という訳で、一番嫌だった下剤を
飲むのを苦なくクリアできました!
だけど一つ気がかりがある。それは
一度検査を受けているし自分の
食事のクリーンさに自信があった
ので、よく解説書を見ずに一食
食べてしまい、控えて欲しい食事の
一つ「干しブドウ」を検査3日前に
食べてしまったのだ…毎朝食べる癖で。
内視鏡検査は腸の中に食べ物のカス
などが残っていると正確な検査が
出来ずにやり直しになるらしい。
やり直しとか嫌すぎる。
一年に一回でも気が重いのに…
なので、検査で「ゆた。さん腸の中に
干しブドウが残っているので、また
次回もう一回やりましょう」なんて
事にでもなったら、自分は東北へ
逃げてしまうかもしれない。
とにかく、二度目も気が重い
内視鏡検査へと僕は向かった。
病院にて
前はすごく待たされた記憶だった
血液検査を5分で終わらせて、受付を
済ますと前回と同じく体温を測られた。
ここでも37度を越えてるとダメなようで、
なぜか自分は病院の入口で「正常な体温」
と機械に判断されたのに、血液抜いたら
体温が上がってしまった。太った男に
抜いてもらったけど興奮したのか俺?
上着を脱ぎ、より涼しい待合室に行き
冷たいお水を飲んで何とか熱を下げて
内視鏡検査を受けれる事になりました。
(36.9℃とギリギリ)
が、もう一つ心配してた問題を
看護師さんに指摘されました…
内視鏡検査の前に飲む下剤で便の色を
透明にしないとダメなんだけど、今回
自分は8回用を足したんだけど、色が
黄色までしか行かなくて…。なんと、
病院で用を足して便の色を見せてくれ
と言うのです。ぜ、ぜったい嫌だー!!
待合室の前に3つのドアがあって
そのドアの先に便器があるようで、
そこでしてくれという話なんだけど
狭い待合室だし、同じく検査をするで
あろう人も2人もいる状態。こんな
壁挟んですぐ便器な所で用を足して
ブーとかピーとか鳴らしちゃったら、
もうドア開けて出ていけないよ…。
すげー嫌だけど黄色止まりの便しか
出せなかった自分が悪いので、前を
向いてとりあえず検査着へと着替えに
待合室すぐ隣の更衣室へと向かう。
すると更衣室に別の看護師さんが来て
「先生の時間の関係で今から検査です」
と言われました。よ、よかったー!!
どうやら、時間もそうだけど自分の便の
回数が8回もしているから大丈夫だろう
という判断のよう。しかし、便の色の
チェックを運良く回避できたけれど、
「干しブドウの乱」は平気だろうか…
結果発表
心配したカスは指摘されずに検査結果は
潰瘍性大腸炎「緩解期」
という診断でした。緩解期って何?って
感じだけど「病気の症状や徴候の
一部または全てが軽快した状態、
あるいは見かけ上、消滅して正常な
機能に戻った状態」の事のよう。
一年間で一日8錠飲んでいた薬も
今では一日1錠まで減薬が進んでいたし、
自信があったけど良い結果でよかった~!
今回もノー麻酔で自分の大腸の様子を
自分の目で見てきたけれど、前回は
もっと大腸の色が赤みがかったピンク
だったんだけど、今回は薄いピンクに
見えた。去年の荒れた大腸を見て綺麗に
感じて靴下まで編んだのに、むしろ
不健康な状態だったんだねぇ…(バカ)
さて、気の重い検査も終わってやっと
これで好きにご飯食べていいって事で
嬉しい限り。しかし、前は平気だった
内視鏡が痛ったわー。前は入れる時が
痛かったんだけれど、中で動かすと
今回は痛い場面があって地獄でした。
内視鏡入れてた時間は15分だった
らしいんだけど、自分は倍の時間に
感じたもん。ちなみに一日経った
今もちょっぴり痛む時があります。
以上、2度目の内視鏡検査レポでした。
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