梅雨に逆戻りしたかのような湘南より
こんばんは。こっちはずっと雨続きの
盆休みでおかげで自粛生活が捗りました。
本当はメガネとマスクの形に残った
恥ずかしい日焼け跡を消すために一人
海に身体を焼きに行ったり、自転車で
県を出ない範囲でロングライドしたり
したかったのですが、雨のやろう…
しかし、家でずっと過ごした結果
久しぶりに本の虫になれまして。
それに最近は良い本と巡りあえて
良いお盆となりました。今回は
そんな盆に出会った本のお話。
一冊目。写真家・竹沢うるま氏の本
『旅情熱帯夜』何で同じ本が
2冊あるのかというと、一冊は
図書館で借りた物で、読んで即
本屋に買いに走りました。
(450頁・3666円)
竹沢うるまさんが撮影した美しい
世界の写真をパラパラと眺めて
いるだけでも世界を旅してる気分に
させてくれるんだけれど、合間に
挟まる手記が読みごたえがあって
これがまた良いんですよねー。
自分なんかでは到底体験できない
ような、濃密な体験をされてて…
例えば拳銃をつきつけられたり、
被害者なのにスキミングの犯人と
パトカーの後部座席に一緒に乗る事に
なったりね。アフリカとかちょっと
興味あるけど、行く勇気はない。
でもこの本を読むと本当にその場所に
トリップできる。そんな気がする。
2016年に出た本で古い本なのですが、
コロナ禍でなかなか旅行にも行けない
今こそ目にして欲しい一冊です。
(騙されたと思って一度図書館で探して
読んでみて。マジでいい本だから)
dele三昧
本多考好氏のdele(ディーリー)に
嵌まりに嵌まったお盆であった。まず
小説を読み、その後全8話のTVドラマを
Amazonプライムで観たのですが、
すんげーーーー面白かった!
まず物語の『テーマ』に惹かれるんです。
「死後、他人に見られたくないデータを
スマートフォンやPCなどのデジタル
デバイスから抹消する仕事」を主人公
コンビはしてるんですが、それって
どんな仕事だろう?って興味津々に。
依頼主が亡くなったらその確認をして
確認ができたらデータを削除するの
ですが、依頼主の死を確認するのも
一筋縄じゃなくて。知人のフリして
依頼主の周りの人間と近づいたりと
結構グレーな仕事で、ヒヤヒヤして
夢中で読んで(観て)いました。
物語の面白さは『死んだ依頼主が
消したかったデータ』をどうするか?
勿論仕事として考えたら消すのが
正解なのですが、果たしてこの
データを依頼主の周りの家族達は
見なくても良いのか?残す事に
よって救われる人間がいるのでは
ないか?と二転三転するお話も〇
キャラクターも魅力的で真面目で
冷たささえ感じ「依頼は絶対に守る」
ってタイプのケイと、やさしく温かい
祐太郎の凸凹コンビが良かったです。
TVドラマは山田孝之・菅田将暉の
W主演と豪華な俳優陣で、正直小説
読んだ自分のイメージとは違った
配役だったんだけど、これがまあ
ドラマずっと観てるとこの配役は
ピッタリだったなーとか思っちゃう。
それぐらい二人の演技が良かった。
それと、ドラマ版は小説と結構違って
物語の根幹は一緒なんだけど、扱う
仕事の内容や登場人物が違いまして…
ああ、小説版のあの話好きなのに
無いんだーとか思ったけれど、
ドラマ版もドラマ版の良さがあった。
(特に後半のシナリオ)
最終的には小説もドラマもどっちも
良かった『dele』でした。ちなみに
小説はdele3まで出ておりまして、
自分は今からdele2を読みますぜ。
(続編はイマイチなんて事もあるので
ワクワク半分ドキドキ半分だけど)
珍しく本の話なんてしたけれど、
自分は本を読める状態って一人の
時間を楽しめてる感じがしてすごく好き。
最近は本を読みだしてもすぐ集中力を
切らして携帯いじる自分が嫌だったので
また本を楽しめてる今の状態が嬉しいね。
コメントを投稿
別ページに移動します