Murmur
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2度目のスピンドルに挑戦!

ホント広く浅い人間で困っちゃうけど、編み物以外の手芸にも興味がある自分。
刺繍・糸紡ぎ・タぺサリアと始めようと手を出してはみたけれど、結局編み物以外は続かずに家には購入したのに手芸道具が転がっている顛末でした。
(タぺサリアを始めたい過去のオレ)

特に糸紡ぎとタぺサリアはお金を払って講習まで受けたのに身になっていなくて本当よくない…。という訳で、せめてどちらかだけでも身につけたいなと思い実に2度目のワークショップに行く事にしました。
という訳でやってきました東京都杉並区にある阿佐ヶ谷。阿佐ヶ谷といえばお笑い芸人の姉妹の人達しか思い浮かばないぐらい土地勘がなく、僕は初めて阿佐ヶ谷に来ました。
駅前はこんな感じ。ロータリーがあってあっちにもこっちにも商店が並ぶ通りがありました。東京の都会っぽさはないけど活気があるね。
駅からすぐそばの所に屋根のあるアーケード街へと入れてよいよい。
どうやら今回のお目当てのお店の並ぶ「松山通り」までこの北口アーケード街を通ると行けるようだ。
アーケード街を抜けてすぐ松山通りへ出る事ができました。ここもお店がずらーっと並ぶ通りで、あんまり阿佐ヶ谷ってお洒落なイメージがなかった(失礼)けれど、お洒落なカフェも結構あって驚きましたぜ。
かと思えばレトロなお店もあって素敵な通りでした。でも、自分が今回歩いた北口よりも逆側の南口の方が大きな商店街があるそうです。東京で暮らすなら阿佐ヶ谷いいな~
なんて考えてたらお目当てのお店「繊維屋ときざきR」さんに到着。
以前スピンドルを習いに行った埼玉の越谷のsouiさんが一番近いと思ってたけど、もうちょっと近い所でもスピンドル講習できる場所がありました。駅から歩いて10分ぐらいかな?松山通りの終わりの方で出てくるお店です。

講習は予約制だったのでインスタのDMで10時からの予約でお邪魔しましたよ。
(電話での予約も可)
お店の中に入ると「繊維屋」と言うだけの事はあり、店内のどこを見ても圧巻の量の羊毛がいっぱいで壮観でしたよ。


以前、越谷のsouiさんでは携帯の充電が切れてしまいお店の雰囲気を紹介する事ができなかったので、今回は寝る前に充電をバッチリしておきました。なので今回は店内写真多めです。参考にどうぞ~
とても嬉しいのが羊毛の隣に紡ぐとどんな感じになるかのサンプルがあって初心者の自分でも分かりやすい事!

面白いな~と思ったのが意外と明るく見える羊毛でも紡ぐと落ちついて見えたりして不思議。
毛刈りされた状態の羊毛もいっぱい
結構souiさんも同じような感じだったけど、羊毛置いてるお店はどこもこんな感じに素材でパンパンになるんだろうか。あとで知ったけれど、souiさんもときざきRさんも元々アナンダに勤めてたみたいだからそこも関係あるのかな?
ゆた。が欲しいけれど値段が絶妙に買うのを迷うハンドカーターも置いてあった!あったらできる事が増えて世界が変わりそうだけれど、はたしてそこまで紡ぎをやるのか疑問でして…(お値段9,000円ぐらい)
店内には他にも大小、形も様々なボタンや
よく分からないインドの素材もありました
それと驚いたのが、意外と既に紡いだ状態の糸も結構多かったです。越谷のsouiさんよりも手紡ぎ糸は多かったな。といってもsouiさんに行ったのはもう一年半も前なので変わってるかもだが…
このバスケットの中に入っているジュートヤーンという聞き慣れない糸は麻の糸でした。麻糸でこんなに綺麗な染めの物を見たのは初めてかも。
毛糸目当てで着ても良さゲでした
他にも手紡ぎ糸で編んだサンプルも見せて頂きましたよ。4月に入って段々暖かくなってきてて、これから暑くなってくるのにときざきRさんの『手紡ぎ糸で編んだ作品は暖かい』の言葉にビンビンと惹かれちゃいました。

こういうの聞くと疑り深い性格なので「本当か?」と思っちゃうんですよね(笑)

~講習のお時間~

嬉しい事に持参した手持ちのスピンドル2種類とも紡ぎ方を教えてもらえました!
左がドロップスピンドルで紡いだ物で、右のはトップホイールスピンドルで紡いだ物です。両方やると後者の方がスピンドルの重みも糸に乗っかるので、慣れてない初心者は羊毛が切れちゃって難しく感じました。スピパで羊毛詳しい店員さんが「初心者はドロップが良い」と言ってた事を思い出しましたぜ…。

~講習受けてみて~

1年半ぶりとはいえ1度スピンドルをやってたのは無駄ではなかったのか、2回目のスピンドル講習はすんなりと理解する事ができました。
編み物をやってても手紡ぎ用語は全然違って分からんなと1回目に思ったので、メモ持参で行ったのがよかったです。
2種類のスピンドルで紡いだ糸を双糸にして重量を計ってみるとまさかの7g。またしても2時間の講習時間で頑張って紡いで前回と同じ量しか紡げなかったよ…(THE不器用)

講習はニュージーランド産の代表的な羊毛「ロムニー」の"スライバー"という羊毛を梳かして機械で細長く引いて巻き取った物を使いました。
以下の羊毛は講習の糸とは別に微量をお土産で頂いた物です。自分の備忘録としてブログに残しておきます。
ーメリノー
ーポルクスー
ーゴットランドー
ージャコブ
ーロムニー(フリース)ー
他にもお店にあったインドの綿用の紡ぎ車チャルカが気になり紡ぎ方を見せて頂きました。結構簡単そうで見た目がかわいい!あとは1万前半で買えるお値段も魅力的なんだけど、ボビンが小さくて紡ぐなら細い糸がメインになりそうなのが気になった。
チャルカで紡いで藍染した糸を織って作った物も見せてもらえました。これが手触りがとても良くてタオルとかこれで編んだら良さそうでしたよ。

~今回の戦利品~

本当は講習だけ受けに行くつもりで行った筈が、ときざきRさんで売ってたスピンドルにビビビときたので買ってしまいましたよ。あとは色合いに惚れてしまったお店オリジナルの羊毛。
ドロップスピンドル 1,000円

円盤部分が6cmと自分が所持してるスピンドルの中でも一番直径が小さい物なんだけど、これが試してみたら回しやすくて良い感じ。男だからと無骨にゴツイ方が良いのかと思ったが、どうやら初心者は直径が小さい方が回しやすく感じることが多いそうだ。
メリノフォークランド(100g) 1,350円

この手の深い緑の糸を買いがち…
自分知らなかったんだけど布団状に加工された羊毛(ロールというそう)をここの部分が欲しいとか言って羊毛を買う事ができるんですね!染められた羊毛も場所によって色合いが違って、僕は緑メインの糸で黄色が入ったのが好みだったので、ここの黄色が入った部分をくださいと購入してきました。

こういう買い方は羊毛じゃないと出来ないし、ここから紡ぐ人によっても糸の雰囲気が変わるとか羊毛沼の片鱗を味わった気がする…

自分の周りのニッターさんは一回でスピンドルをマスターしてる人が多く、2回も行ったなんて自分のアホさ加減がバレちゃいますが、とても有意義な講習でした!(ちなみにですが講習料は1,800円/1時間でしたよ)

余談だけど「ときざきR」って店名は"ときざき"がスタッフさん2名の名前から取ってるようで、じゃあ"R"はどこから?って感じですが正解は「ラグビーのR」だそうです。どうやらお店の人がラグビー好きらしいけど店名にまで加えちゃうなんてよっぽどだよね(笑)

店名もお店の人達も楽しい方でとても面白い講習でした。糸紡ぎ興味ある人はぜひ行ってみてね!