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ピストバイク

2021/01/172

映画「プレミアムラッシュ」を観た。
メッセンジャー(自転車便)の話で
一通の封筒を受け取ったことで
恐ろしい陰謀に巻き込まれて行く所を
自転車でかっ飛ばして避ける様が
カッコイイ単純明快なアクション映画。

ノーブレーキだし信号無視は当たり前、
器物破損もしちゃう道路の嫌われ者の
メッセンジャー。道徳的にはダメダメな
映画で、日本で劇場公開されなかった
理由もお察しだけど、自転車(ピスト)を
使ったアクションやメッセンジャーの
イカすファッションは最高にクール!

個人的に好きな映画でした。

「ピストってどうなの?」

さて、ピスト繋がりで固定ギアにした
SurlyのSteamrollerに乗ってもう大分
慣れてきたので、ここで新たに感想を
まとめて残しておく。固定ギアに
興味あるって人は参考にして欲しい。

ちなみに自分の自転車遍歴は
クロスバイク→ピストバイクです。
(子供(小学生)の頃にMTBに乗ってた
けど大人と子供じゃ乗った感想も
変わると思うのでノーカウント)

「危ないカンチョーの夜」

クロスバイクの時はギアがあったので
あんまり気にならなかったけど、ピストは
ギアなしなのでハンドルやサドルなどの
位置がより気になるようになった。

それにサドルの位置が変わることで
固定ギア特有のペダルでの減速させる
位置も変わってくるので尚更。

なので最初はピストをフリーギアで
乗ってポジション出しをある程度して
から固定ギアにするのがオススメ。

自分はいきなり固定ギアに挑戦したけど
一度事故りそうになった。ある日、
「ピスト楽しいー!」と調子に乗って
ダンシングでスピードを出した所、
スピードが出すぎてペダルが高回転…

フラットペダルに乗せてた脚が
吹き飛ばされ『やべぇ!』と
崩れた上体を立て直すもお尻は
サドルの先端に直撃。小学生
以来のカンチョーであった。

この惨事、車道から最後は歩道に
乗り上げてしまい歩道に人がいなくて
助かった。歩道にもし人がいたら…
ちょっと想像もしたくないミスだった。

これ以降、自分の脚力以上にペダルを
回すのはヤバいと認識し、安全運転を
心掛けたら一気にピストに慣れた。

懸念してた急な下り坂もそれこそ
リムブレーキ+ペダルでの減速で、
むしろリムブレーキのみの自転車より
ゆっくり坂を降りれる事に気づいたし。

さすがに急な下り坂が10km続く
箱根の峠は下りたくないけれど、
効かないと聞いていたテクトロの
キャリパーブレーキでも安心する
ぐらいだから、105に換装でもすれば
箱根の下りでも行けるのではないか?

まあ、箱根をピストで登れたらの
話だけど『ピスト=危険』という
概念が薄くなり、むしろ繊細な減速は
ブレーキ操作だけじゃなくペダルでの
減速も出来るし、言われている程
危険な乗り物ではないと感じた。

ただ乗ってる人の技量は試される。
急な登り坂は想像してたとおり
キツいし、ダンシング(立ち漕ぎ)が
上手くないと登れすらしません…

「泣くんじゃない男なら」

常にペダルが動く固定ギア。
信号などで止まった時に理想のペダル
位置じゃないなんて事もざらで…

ボクも最初はペダルストラップが
あればこの問題も解決だろうと
思ったけど、いやいやフラぺでも
全然余裕でした。停車時にサドルを
持ち上げてペダルを好みの位置に
持ってくればオッケー。例えば
右足の良い位置に持ってきたければ
サドルを浮かせて左足でペダルを
踏めば大丈夫。ただ問題もあって…


回したペダルが脛に当たって痛く
アザになって脛が常に汚く見えます。
ってか、自分の足太すぎ…ツチノコかよ…

「クロモリ(鉄)の乗り心地」

最後はピストってよりSteamrollerの
感想だけど述べておく。そんなに
自転車の素材で乗り心地が変わる?と
思ってたけれど、アルミのクロスから
クロモリのスチローに変えて感じた。

何が違うって身体への負担!

ボクはアルミのクロスバイクで
一応200kmは走れますが、正直
30kmぐらい走って帰るだけでも
走ってる時は感じないんだけど、
家に帰ると疲れを感じてました。

けど、クロモリだとそれを感じない!

もちろん筋肉への疲労は感じるんだけど
(ウチの近所は坂が多いので特に脚の)、
肉体的なダメージは明らかに軽減され

ピストの楽しさも教えてくれるし、
疲れも吸収してくれるSurlyの
Steamrollerはいいぞ!

次回: ピストでロングライド
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